ドルフィン日記

平べったい海の怪獣が登場!その正体とは?

2022年1月10日(月祝)

3連休の最終日、小田原最南端ダイビングポイント「江之浦」でファンダイビングをしてきました。
北東風(ならい)が少し吹いていて水面は若干の風波がありましたが、水中はナイスコンディションでした。

水温:14度
透明度:12〜15m

今、江之浦ではレアな海の怪獣が出現中です。そいつは平べったくて砂に紛れています。
では怪獣のパーツ写真をお見せしますので、どんな魚なのか当ててください。あなたは何枚目で当てることができるでしょうか?

①まずは脇腹のあたりの写真です。
マキビシみたいな形が特徴的ですね↓

②次は胸ビレのあたりの写真です。
脇腹とは少し違ったトゲトゲっぷりです↓

③3枚目は口の写真です。
口と言われてもどれが口なのか???↓

④それでは大ヒント!目です↓


⑤では最後のヒント、目と口です↓

いかがでしょうか?
おわかりになりましたか?
答えはこの魚です↓

は?これ見てもよくわからん。という方も多いのでは?これはキアンコウと言う魚です。砂に埋まってこっちを見ています。アンコウ鍋やあん肝で有名なあのアンコウです。
サイズ感はこんな感じ↓

大人(成魚)サイズです。
キアンコウは冬の使者、いつもは深く低い水温の場所にいますが、この季節浅い場所の水温が下がると豊富な餌を求めて上がってくるんですね。今年はここ数年に比べると水温が下がっていて本来の冬の海になっていますよ。

キアンコウ以外にもいろんな生物がいっぱい!
ウミウシはシロ、アオ、キイロウミコチョウが、カイメンの中には一見すると見分けがつかないクシノハカクレエビとザラカイメンカクレエビが、カミソリウオやホソウミヤッコ、ニジギンポなど。
最後の写真は真ん中の黒い物体がオオモンカエルアンコウです。
江之浦、生物がアツイです。


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