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新型コロナ対策②,ダイビング講習,ツアー参加で注意する事とは?
新型コロナウイルス感染症拡大防止の為、スキューバダイビング業界でも様々な取り組みをしています。
「新型コロナ対策①」ではダイビング器材の洗浄消毒方法について書きました。今回はダイビング講習やダイビングツアーに参加する時の注意点をまとめました。
器材について注意点は「ダイビング器材の洗浄や消毒について」をご覧下さい。
尚、このブログではWHOが使用を推奨している「フィジカルディスタンス」ではなく、日本でより浸透している言葉としてあえて「ソーシャルディスタンス」を使っています。
予約の際は参加人数制限をしているか確認すると良いでしょう。ほとんどのダイビングショップはダイバーが密にならないよう参加人数に制限を設けていますが、設けていないお店は密状態でダイビングに行く可能性がありますのでご注意下さい。
通常時よりも少ない人数でのダイビングになりますから、キャンセル待ちにならないよう早めに予約した方が良いでしょう。
★自家用車の場合
自家用車で向かうなら問題ありません。新型コロナ対策の一環で車使用率は非常に増えていますので、渋滞と交通安全にお気を付けください。
★電車の場合
電車で向かう場合は乗客同士のソーシャルディスタンスに注意し、こまめに手を消毒しましょう。
★ダイビングショップの車で向かう場合
もし可能であれば自家用車で向かうことをご検討ください。もし、自家用車を利用する場合はその旨ダイビングショップに連絡しましょう。
発熱がある場合はもちろん、少しでも体調が良くない時はダイビングショップに連絡しましょう。体調不良を隠して参加するのはダイビングショップにとっても、一緒にダイビングする方々にとっても、更には現地ダイビングサービスにとっても非常に迷惑な行為となります。
夏は日焼け防止や暑さ対策、冬は防寒対策を準備してください。
またダイビングに限ったことではありませんが、携帯用アルコールなどがあると気が付いた時にすぐ消毒できて良いですね。
発熱がある場合は絶対にダイビングに出かけてはいけません。発熱がなくてもちょっとした体調不良があるようなら参加を取りやめる勇気が必要です。
・37.5度以上の発熱があるか?
・倦怠感はあるか?
・息苦しくないか?
・吐き気や嘔吐がないか?
・喉の痛みや咳がないか?
・頭痛がないか?
・下痢がないか?
・味覚異常がないか?
・2週間以内に感染者と濃厚接触していないか?
など
重要なことですので、確実に申告してください。
またマスクを付けているとは言え、大声での会話は控えましょう。また、咳やくしゃみもエチケットを守りましょう。
重要なのはダイビング事故を起こさないダイビングになるよう、今一度自分自身のダイビングスキル、ダイビング計画を見直しましょう。
①緊急事態対応時
ダイバーに緊急事態が発生した場合、ダイビングスタッフは躊躇なくレスキュー活動を行います。人命を最優先するため人工呼吸などの対処を行う可能性があります。ダイビングスタッフは健康状態に注意を払っているはずですが、感染リスクよりも人命を優先しますので感染リスクがアップします。
②緊急時の搬送遅延
ダイビング事故が発生した場合、ダイビング事故に対応できる近隣の病院が新型コロナ感染者の受け入れにより救急受け入れができず、他の医療機関への搬送となり、平常時より到着が遅延する可能性があります。
③レンタル器材の使用
レンタル器材はたくさんの方が使用します。ダイビングショップはレンタル器材の消毒を実施しているはずですが、特にレギュレータやスノーケルは口に咥えるものですから感染リスクを高めます。まだレンタル器材を使っていると言う方はこの機会にご自分の器材を用意することをお勧めします。
ブリーフィングや水面休息中は暑かったり、寒かったりするので対策をして下さい。ダイバー全体でソーシャルディスタンスになる様お互い心がけましょう。
◆ドルフィンアイズダイビングスクール 代表
◆SSIダイビングインストラクタートレーナー
◆SSIリアクトライトインストラクタートレーナー
◆SSIエクステンデッドレンジインストラクター
◆SSIフリーダイビングインストラクター
◆ダイビング歴:23年
◆出身地:静岡県伊豆市
「新型コロナ対策①」ではダイビング器材の洗浄消毒方法について書きました。今回はダイビング講習やダイビングツアーに参加する時の注意点をまとめました。
器材について注意点は「ダイビング器材の洗浄や消毒について」をご覧下さい。
尚、このブログではWHOが使用を推奨している「フィジカルディスタンス」ではなく、日本でより浸透している言葉としてあえて「ソーシャルディスタンス」を使っています。
目次
予約段階
1.日程の決定
まずは参加希望日を決めて予約をします。予約の際は参加人数制限をしているか確認すると良いでしょう。ほとんどのダイビングショップはダイバーが密にならないよう参加人数に制限を設けていますが、設けていないお店は密状態でダイビングに行く可能性がありますのでご注意下さい。
通常時よりも少ない人数でのダイビングになりますから、キャンセル待ちにならないよう早めに予約した方が良いでしょう。
2.交通手段
交通手段を考えましょう。★自家用車の場合
自家用車で向かうなら問題ありません。新型コロナ対策の一環で車使用率は非常に増えていますので、渋滞と交通安全にお気を付けください。
★電車の場合
電車で向かう場合は乗客同士のソーシャルディスタンスに注意し、こまめに手を消毒しましょう。
★ダイビングショップの車で向かう場合
もし可能であれば自家用車で向かうことをご検討ください。もし、自家用車を利用する場合はその旨ダイビングショップに連絡しましょう。
ダイビング前日
1.体調は?
体調に変化はありませんか?発熱がある場合はもちろん、少しでも体調が良くない時はダイビングショップに連絡しましょう。体調不良を隠して参加するのはダイビングショップにとっても、一緒にダイビングする方々にとっても、更には現地ダイビングサービスにとっても非常に迷惑な行為となります。
2.準備
ブリーフィングや休憩をする場所が換気や密にならないことを考慮し、屋外や風がたくさん入る屋内だったりします。また、ダイビングショップの車も換気に注意していますから、冷暖房はあまり効かないと考えて下さい。夏は日焼け防止や暑さ対策、冬は防寒対策を準備してください。
またダイビングに限ったことではありませんが、携帯用アルコールなどがあると気が付いた時にすぐ消毒できて良いですね。
ダイビング当日の朝
1.体調は?
先日と同じですが、当日の体調を必ず判断しましょう。発熱がある場合は絶対にダイビングに出かけてはいけません。発熱がなくてもちょっとした体調不良があるようなら参加を取りやめる勇気が必要です。
2.入店する際の注意点
今や当たり前の行動になっていますが、マスクの着用と消毒液で手指の消毒を徹底してください。3.自己申告
実際にダイビングする前に紙でご自分の健康状態の申告が必要な場合が多くなっています。一例を挙げると次の様な内容になります。・37.5度以上の発熱があるか?
・倦怠感はあるか?
・息苦しくないか?
・吐き気や嘔吐がないか?
・喉の痛みや咳がないか?
・頭痛がないか?
・下痢がないか?
・味覚異常がないか?
・2週間以内に感染者と濃厚接触していないか?
など
重要なことですので、確実に申告してください。
4.個人情報取り扱いの同意
万が一ダイビング施設から感染者が出た場合、濃厚接触者として保健所等へ個人情報を提出する場合があります。これに同意が必要な場合があります。移動の車内
1.乗車前の注意点
ポイントまでの移動に車を使うことは珍しくありません。車は街中にあるお店や施設と同じだと考えてください。マスクの着用はもちろん、乗車前に手指の消毒を必ずしてください。2.乗車中のソーシャルディスタンス
マスクを常に着用することはモチロンですが、隣の方とは1つ席を開けて座るなど、出来るだけソーシャルディスタンスする工夫が必要です。これについてはダイビングショップ側が配慮しているはずですが、もし配慮されていない場合は遠慮なく質問して下さい。またマスクを付けているとは言え、大声での会話は控えましょう。また、咳やくしゃみもエチケットを守りましょう。
3.換気
移動中も窓を開けて換気をしますので冷暖房の効きは非常に悪くなります。夏は携帯ファンなどの冷却グッズで暑さ対策、冬は防寒着着用など寒さ対策が必要になる場合があります。ポイントに到着後
1.現地施設でもマスク、手指消毒
ダイビング施設でもマスク、手指消毒は必須です。2.器材セッティング時の注意
自分が使用する器材以外の器材に触らない様にしましょう。バディチェックの時はブローブをはめた手で行い、向かい合っての会話は控えましょう。3.ブリーフィングや水面休息時の注意
屋外や換気ができる場所でのブリーフィングや水面休息となります。夏は日焼け対策、冬は防寒対策をしてください。4.ダイバー同士のソーシャルディスタンス
ダイビング中は問題ありませんが、陸上ではソーシャルディスタンスを保つよう心がけましょう。感染リスク
1.日常生活でも感染リスクはつきもの
ダイビングをするしないに関わらず、日常生活でも感染リスクはゼロにはなりません。マスクの着用や手指消毒、ステイホームやテレワークなどは感染リスクをゼロに近づけるためのものです。1人1人が基本的なことに気をつけて生活することが感染拡大防止に役立つことは皆さん周知の通りです。2.ダイビング特有のリスク
平常時では無かったのに、新型コロナウイルスの影響で新しいリスクが出てきました。具体的には以下の様になります。重要なのはダイビング事故を起こさないダイビングになるよう、今一度自分自身のダイビングスキル、ダイビング計画を見直しましょう。
①緊急事態対応時
ダイバーに緊急事態が発生した場合、ダイビングスタッフは躊躇なくレスキュー活動を行います。人命を最優先するため人工呼吸などの対処を行う可能性があります。ダイビングスタッフは健康状態に注意を払っているはずですが、感染リスクよりも人命を優先しますので感染リスクがアップします。
②緊急時の搬送遅延
ダイビング事故が発生した場合、ダイビング事故に対応できる近隣の病院が新型コロナ感染者の受け入れにより救急受け入れができず、他の医療機関への搬送となり、平常時より到着が遅延する可能性があります。
③レンタル器材の使用
レンタル器材はたくさんの方が使用します。ダイビングショップはレンタル器材の消毒を実施しているはずですが、特にレギュレータやスノーケルは口に咥えるものですから感染リスクを高めます。まだレンタル器材を使っていると言う方はこの機会にご自分の器材を用意することをお勧めします。
まとめ
1.予約段階
平常時よりも人数を制限していますので、早めに予約しましょう。また、交通手段は自家用車がベストです。2.ダイビング前日
体調に注意です。少しでも異変があるなら参加を取りやめましょう。また、平常時より日焼け対策や防寒対策をしておきましょう。3.ダイビング当日の朝
体調に変化がないか確かめましょう。入店時にはマスク、手指消毒をお忘れなく。現在の体調の申告や万が一感染者が出た場合には関係各所に個人情報が提出されることに同意して下さい。4.移動の車内
マスク着用の上、乗車前に手指消毒をします。隣とはソーシャルディスタンスで1席は必ず開けましょう。また走行中は換気をしますので冷暖房の効きが悪くなりますので、暑さ寒さ対策をしましょう。5.ポイント到着後
現地でもマスク着用、手指消毒は必須です。器材のセッティングでは自分の器材以外の器材は触らない様に注意します。バディチェックは喋らずにグローブをはめた手で行いましょう。ブリーフィングや水面休息中は暑かったり、寒かったりするので対策をして下さい。ダイバー全体でソーシャルディスタンスになる様お互い心がけましょう。
6.感染リスク
ダイビング事故が起こった場合、平常時には起きないリスクが高まります。自分自身のダイビングスキル、ダイビング計画を見直しましょう。また、レンタル器材を使っている方はこれを機に自分の器材を用意しましょう。この記事を書いた人
大川 厚◆ドルフィンアイズダイビングスクール 代表
◆SSIダイビングインストラクタートレーナー
◆SSIリアクトライトインストラクタートレーナー
◆SSIエクステンデッドレンジインストラクター
◆SSIフリーダイビングインストラクター
◆ダイビング歴:23年
◆出身地:静岡県伊豆市