日記

ダイビング初心者からの質問,耳抜きできず痛いどうすれば?,横浜市より

ドルフィンアイズダイビングスクール校長の大川です。

 

入校説明に来店されたお客様との会話です。

「ダイビングを始めようと思ったきっかけは何ですか?」

「友達と一緒に沖縄で体験ダイビングをしたんです。超楽しくてもっと潜りたいんです。」

「これから更に素晴らしい経験ができますよ。ところでお友達はダイビング始めないんですか?」

「体験で耳抜きが全然できなくて全く楽しくなかったみたいなんです。」

非常に寂しい話です……が意外とよくある話です。

こんな話の後に私が必ず言うのは

「耳抜きできないんじゃなくて、やり方がわかってないだけなんですけどね~絶対できるのになぁ~残念ですよね~」

今回のブログは耳抜きがテーマになっていますが、耳抜きができづらい皆さんに予めお伝えておきます。

「耳が抜けないのはトラブルの内に入りません」

インストラクターからするとそんなことは日常茶飯事、これをトラブルと思っていたら精神病みます。

たまに抜けづらかったお客様がダイビング後「抜けづらくてすいませんでした。」と謝って来ますが、正直ただのインストラクターはな〜んも思っていないでしょう。「大変そうでしたね〜次回は抜けるといいですね〜」くらいしか言わないかもしれません。しかしこれではインストラクターとしては失格です。

インストラクターとして大川ならこう言います。

「簡単に耳抜きできたらもっとダイビングが楽になって素晴らしいよね!どうやったら抜けるようになるか知りたい?」

 

今からそんなお話をしていきます。

 

ダイビング歴20年、まだまだヒヨッコの私の経験ではありますが

「耳抜きができない人はほぼいない」

「耳抜きのやり方が分からない人はいっぱいいる」

と思っています。

そして、耳抜きが苦手な方には

「耳抜きしやすい体質に変えることができる」

と教えています。大川はこの事を「進化」と呼んでいます。

 

具体例を挙げてみましょう。

ケース1) 大川のカミさん

何を隠そうワタクシとカミさんは一緒にダイビングを始めましたが、初めてのプール講習でカミさんはなかなか耳が抜けませんでした。たった5m潜るのに要した時間は20分!その時は耳がスパスパ抜けていた大川は「何で抜けないんだろ?」と疑問に思った事を記憶しています。その後の海洋実習も潜降に時間をかけ、やっとやっと抜いて潜っていたのであまり水中を楽しむ時間は多くなく、キタマクラ(フグ)が目の前を通り過ぎて行ったことぐらいしか覚えていません。

そんなカミさんですが、ダイビング回数にして15本くらいを境にそれまでと比べて耳が簡単に抜けるようになり、今や数100本の経験を得て大好きなフグと戯れています。

どうして抜けるようになったのか?聞くと

「何だかよくわかんないんだよね〜いきなりポンってきた」

「……(参考にならねぇ)」

神でも降臨したのか?

悟りを開いたのか?

理由はわかりませんがまぁ彼女なりの抜きやすい方法を見つけたんだと思います。

耳抜きができづらいから潜らないではなく、耳抜きができづらいから潜って練習した結果、進化したわけですね。

ダイビングを始めて間もない頃はとにかくコンスタントに潜ること、コレ重要。

自然と抜けやすい体質になっていきますよ。

ケース2) 違うお店から来たダイバー

ドルフィンアイズダイビングスクールを立ち上げて間もない頃、一人の女性ダイバーがご来店されました。聞くとCカードを持っていてMy器材もしっかりと所有、他団体のアドバンスレベルで、最近引っ越して来たので近くのダイビング屋を探していたとのこと。

「ではスキルチェックも兼ねてダイビングに行きましょう!」

「はい。お願いします。」

そしてダイビング当日、潜降を開始すると耳が抜けない。だいぶ時間をかけ超がつくほどゆっくり潜降、それでも厳しいので地形を利用しながら更にゆっくり少しずつ…最終的には耳は抜けダイビングは終了しました。

「言い忘れてました。私、耳抜き下手なんです。」

「ならこの方法で絶対に抜けやすい体質になります。大川を信じて毎日コレやって見て下さい。」

何だよ〜と思われるかもしれませんが、何をやってもらったかはここでは言いません。

器具も使わず、時間も取らず、超簡単なことです。

注意点は「簡単すぎてやる事を忘れるので、忘れず必ずやること」

この女性ダイバーさん、次回のダイビングでは少し早く抜けるようになり、その後も毎日続けてくれて進化中、今では経験300本のダイブマスターさんです。

ケース3) 大川の元同僚

雇われでインストラクターをしていた頃、一緒のお店で働いていた女性スタッフがいたのですが、その子の耳ががなかなかの曲者!インストラクターではなかったのでお客様に迷惑をかけることはなかったのですが、それでもスタッフが耳抜きに苦労しているとお客様にもよろしくありません。

「これ使え!」

「えっ!ハッカ油!?」

北海道北見の特産品、液体のハッカ、1本1,000円也

これを耳たぶの裏側、指で押すと凹むところへちょいとつける。指についたハッカは鼻の下へ。つけてすぐに強烈な香りで周囲3mは即ハッカ地獄(いい香りですねどね)、しばらくするとつけた部分がヒリヒリして「おーっ」と悶え始めます。(これまた慣れると悶えなくなりますがね)

誰でもOKな訳ではありませんが効果はすごくて、超抜けやすくなりお手軽に進化します。ダイビングに行く朝からつけると効果大、周りの迷惑は考えず、その日の自分のダイビングに集中する裏技です。

 

ケース4) 精神進化論

ホントかよって言われるかもしれませんが「自分の体に言い聞かせる」ってことも効きますよ。

これも本当にお客様に教えてる事です。

自分の耳のご主人様は自分なんです。

自分の耳に言い聞かせて下さい。

「ご主人様が耳抜きをしたいと頑張ってるのにお前はご主人様に歯向かうのか!」

心と体は繋がっていますよ。

 

https://youtu.be/PvGWZIBfwX4

 

実は他にも色々あるのですが、大人の事情で今回はここまで。

いろいろお話しはしましたが、根本はダイバー自身が「耳が抜けるようになりたい!」「もっとダイビングを楽しみたい!」と思うことが一番必要です。やる気がなければ絶対に進化はありません。

大川はダイビング好きなお客様を心の底からその手助けしたいと思っています。

本気で進化したい方はぜひ大川まで!

 

ドルフィンアイズダイビングスクール


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