日記
ファンダイビングを真剣にファンするダイバーになろう!伊豆,神奈川
ドルフィンアイズダイビングスクール、校長の大川です。
ダイビングの初心者Cカード(ライセンスと呼ぶ人もいます)はダイビング指導団体によって、スクーバダイバーとかオープンウォーターなど色んな呼び方があって、これからダイビングをはじめよう!と思っている人を悩ましています。ダイビング業界の悪い所だと思っています。
その辺りのぶっちゃけ話はまた追々別のブログとしてお話しするとして、Cカードを持っている人が参加するものの1つに今日お話しする「ファンダイビング」があります。
ファンダイビングとはその名の通り「ファン=楽しむ」ダイビングで、日本では道先案内人のガイドの後ろについて色々な生物や豪快な地形、水中景観などを見せてもらったりするダイビングの事で別名グループダイビングと言います。海外ではガイドを使わずダイバー2名で潜るバディダイビングも盛んにおこなわれて、これもファンダイビングとなります。
今回は、日本人に馴染み深いグループダイビングに限定してお話ししていきます。
先日、とある伊豆のダイビングポイントに潜りに行った時の話
見るからにファンダイビングに参加したと思われる女性ダイバーさんが担当するガイドさんに
「セッティングってどうやるんでしたっけ?すっかり忘れちゃいました~」
と言っていました。その器材は今年買ったと思われる新品に近い状態でこの女性ダイバーの所有物だと思います。
そのガイドさんは
「それは、こうして…ああして…こんなんで…」
「あ~そうでしたね~ありがとうございます~」
Cカードを持っている人ならこれって聞いたことのあるフレーズですし、至って普通な会話だと思いませんか?
でもこれっておかしい会話なんです。
ガイドさんはガイドが仕事であって、セッティング方法を教えるのはファンダイビングガイドの仕事ではなく、講習を担当するインストラクターの仕事なんです。またこれがレンタル器材であれば器材のタイプの違いから扱い方が分からず質問…と言う事はあると思うのですが、ご自分の器材であればセッティング方法は毎回同じですので覚えやすいハズです。インストラクターは講習でしっかり教えてたくさん練習させる事、受講者もしっかり真剣に習う姿勢がきちんとあればセッティングできていたハズです。双方に問題がありますね。
この女性ダイバーさん、ファンダイビングに参加してちゃんとファンできているのか少々心配になります。せっかくの休日をより楽しく充実したものにするために参加したであろうと思うのですが、セッティングすらままならないとなると、到底水中慣れしてるとは思えないので、水中でずっとドキドキばかり…浮上してどっと疲れが…なんてことになって結局「ファン」ではなくなってしまいそうな気がします。ファンダイビングは「基本的なスキルを習得し、ガイドや一緒に潜るダイバーさんに最低限迷惑をかけることがない」そんなダイバーさんが参加するものだと思います。そうでないダイバーさんに参加を許しているお店側にも問題があると思います。
ダイビングはとっても楽しいものです。
陸上では絶対得ることのできない経験を、毎回新しい発見をしながら、まるで冒険をしているようなものです。
見たことのない生物に出会い、地球が作ってくれた地形を堪能し、大自然の神秘を体いっぱいに感じることのできる素晴らしいアクティビティです。
しかし、ダイビングに関する事は何事も真剣にやらないと大きな痛手を伴います。
ファンダイビングであっても真剣にファンすることで、休日のダイビングが今まで以上に楽しくて安全で快適で素晴らしいものになるでしょう。
ドルフィンアイズダイビングスクールは本物のダイビングスクールを目指し、講習ではしっかりとたくさんの練習をしてもらえるようにしています。また、講習終了後も自信のないダイバーさんには追加授業も追加料金無料で開催しています。自分に自信のある、そして海を楽しめる本当のダイバーの育成をしています。
しかしながら、それには「受講生の真剣さ」が必要不可欠です。
「受講さえすれば必ずCカードがもらえる」とは思わないで下さいね。
インストラクターも超真剣に全力でぶつかりますので、受講生も真剣に取り組んで下さい。
その結果、究極のダイビング経験ができるダイバーになれますよ。
保証します。
また、
・Cカードを取得したものの全然潜ってない
・前回のダイビングから半年ほど空いてしまった
・ダイビングスキルを忘れてしまった
などに心当たりのある方はリフレッシュコース(当店ではアップデートコースと呼ばれています)に真剣に参加してみて下さい。その後のダイビングが非常に安全で超快適なものになるハズです。
https://youtu.be/viPrB5hxFQE